2018/02/24
オペラの舞台写真には、特にルールがないです。そこが難しい点でもあり、また面白くもあります。
決まりがないとは言え、場面を追って、順番に撮って行けば良いというものでもない気がします。そんな写真で良ければ、誰にでも,あるいは機械でも撮れてしまう。自分がオペラファンなので感じるだけなのでしょうが、写真の根底に、「熱い思い」がないと、駄目なような気がしてしまうのです。
ところで、私の写真については、時々、「ジェントル」,「おとなしい」,「女性の写真」・・・などと言われることがあります。オペラ一本の中には、派手な場面,目を引く場面があり、もちろん一通りは押さえます。でも、私にとって、オペラは「人物」写真です。「舞台写真」という言い方は、あまり好きではないです。そして、人物写真の本質は表情です。
だから、基準は何と言っても「口」です。
何故、「瞳」ではないか。舞台写真であっても、私には人物写真なので、表情の美しさで、どの一瞬を切り取るかを決めます。この時に「瞳」基準にしてしまうと、口の中が見えていたりしてしまう。それでは絶対に使用できないので、口の動きを基準にします。つまり、口は歌っているけれども中が丸見えのようなのはダメ,且つ目つぶりではない瞬間。終始、かっと目を見開いて演奏するということはないですから、口と瞳の状態が、程よく揃っている時でないと、どれだけ撮っても失敗作なのです。(ここで言う「失敗」とは、演奏の善し悪しとは全く無関係です。)
通常、人間の目は、ある一点をしか認識することができません。一人で歌っているときはまだしも、数が増えるともっと大変です。二重唱,三重唱,四重唱・・・と、人数が増えれば増えるほど、撮影の難度は高くなります。
どんなにオペラ好きの私と言えども、聴いて(見て)楽しんでいる暇など全くないです。撮っているときは、めまぐるしく思考が駆け巡ります。
私が師事した写真の先生は、良く仰っていました。「写真には、撮る側の思いも写る。」と。「写真は独り歩きして、その思いを広めてくれる。」
オペラへの愛が一杯入っている写真を、私は撮り続けないといけないのです。一人でも多くの方に、その魅力を伝えるため。
そしてもう一つの野望。舞台写真でも宣材でも!音楽関係者が、個人でも安心して写真を依頼できる写真屋になる。私の挑戦は、まだ始まったばかりです。
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長澤 直子(FB)
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舞台写真の他、宣材撮影も行っています。
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