ときめきオペラ

ここがちょっと違う気がする@オペラ,クラシックファン⇔オペラ,演奏会

time 2018/01/12

本でも演奏会でも(もしかしたら写真でも?)、「分かり易く」が人気のようですね。サルでもわかる○×・・・といった本は沢山出ています。
音楽の場合、解説を加えるなど、わかり易くしようという演奏会が、さかんに行われているように思います。

しかし、一オペラファンとして思うこと。ファンとして「分かり易くして欲しい」という部分と、開催する側としての「分かり易くしなければ・・・!」という部分が、ちょっと違うというか、ズレがあるような気がしてならないのです。

音楽(やオペラも)そのものを分かり易くして提供する必要は全くないと、個人的には思います。
オペラにしろクラシックにしろ、本質的に、深くて難解な部分を含みます。逆に、だからこそ素晴らしいのですよね。簡単に誰でもがすぐに可能なようなものだったら、努力もいらなければ苦労(??)もない。そういったものが、長い間、人々の心の中で輝き続けるということは、あまりに少ないのではないでしょうか。特に、音楽は形が残らないものですから、忘れられてしまう速度が、美術などと比べて早いのです。
実際に、わかり易く作り直したものを聴いてみて、本物(??)とは全く別物だったという経験があります。深くて難解な部分をわかり易くしてしまっては、音楽の本質が失われてしまう場合もあるでしょう。わかるわからないは別として、折角聴くなら(笑)、やはり本物を聴きたいし、演奏する側が「これをやりたいんだっ!」と、自信を持ってお薦めしているものを聴きたいです。

それに、私たちはオペラファンですので、専門家ではないですから、全てを理解する必要はないのですよね。
何かいいなぁ・・・とか、ここはつまんないな~とか、受け手の側は、自分の経験や能力の範囲内で、自由に解釈する。それで良いのではと思うのです。

オペラファンの私が、「ここ、わかり易くしておいて欲しい~」と思うところは別にあって、それは、情報関連です。
オペラファンの切実な願い。開催情報は見つけ易いところに書いておいて欲しい!―――演奏会告知の投稿に思うことにも書いたのですが、関係者の皆さんは、公演情報を沢山発信して下さっていると思うのですが、そのやり方が充分でないと、外部には中々伝わりません。
これでは、演奏会の中身を幾ら「分かり易く」しても、あまり意味がありません。その演奏会にいらしたお客様方は、必ず「良かった!」「楽しかった!」と仰います。「クラシックって分かりづらいのね~」という誤解(??)を解くには、その「分かり易い」ところまでたどり着く方法を、まずは分かり易くして頂けたら・・・。

もしも、「これから何か企画しよう」・・・という方がいらしたら、「分かり易く」する部分を、演奏会の中身ではなく、告知の仕方だったり・チケットの購入方法だったり、今までと違う視点を取り入れてみては如何かと思います。そういった部分を分かり易くすれば、新しいファンの獲得にも効果があるのではないかと思うのですが。


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