ときめきオペラ

演劇と写真、そしてオペラ。野外劇に思うこと

time 2018/10/28

池袋の西口公園で行われた、野外劇「三文オペラ」を見に行きました。
開演15分前に、無料観覧エリアが解放されるということがサイトに書いてあったので、18時45分を目指して、ダッシュでスタジオを抜けて行きました。ギリギリ、18時40分頃に到着しましたが、開場を待つ人たちの行列が出来ていました。時間が来て中に入ってみると、観覧エリアは充分広く儲けてあり、余裕で着席することが出来ました。そして、総合ディレクターの宮城氏がお客様の誘導をなさっていて、観劇に感激(笑)してしまいました。

〔 東京芸術祭 総合ディレクター 宮城聰より 〕
 いまの東京には、「劇場に行く楽しみを知っている人」と「それを一切知らない人」の2種類の人々がいます。
 人数から見ると、前者は後者よりずっと少数です。もちろん、劇場にはキャパシティの限界がありますから、電波やネットのようにいちどに数万もの人が見ることはできません。なので少数であること自体は当然で、劇場に来ない人たちも「劇場という場所ではなにか面白いことが起こっているらしい」という興味を持ってくれている状態ならばそれは心配に及ばないでしょう。
 しかしいまの東京では、前者の人々と後者の人々のあいだに深い溝ができています。ふたつのグループはくっきりと分かれてしまって、前者のメンバーは固定化しつつあります。(東京芸術祭公式サイトより転載)

野外劇 三文オペラ

この芝居を「見たい!」「行きたい!」と思った直接の理由は、公園をどのように活用して、どの程度お客様が入っているのかを知りたいという、はなはだふとどきなものでした。

こんな劇場好きな私でさえ、仕事で必要・・・などでなければ、中々オペラ以外のものは見ないのです。ということは、普段、劇場に行き慣れていない人たちに対して、幾ら「これは面白いですよ」と誘っても、全く響かないのではないかしら・・・。そういう人たちに観て欲しいと思えば、響く言葉でもって、引っかかりそうなことをネタ(?)にして誘わなければ!

一流の演出家に選び抜かれた役者たち。その場に来さえすれば、誰もがそれなりに(失礼!)楽しめるはずなんです。

ところが、そこに来させる(言い方は悪いですが)ことが、どんなに難しいことか。
私も、自分のスタジオの集客をしていますが、お客様が来てくれなければ、どんな商売も成り立ちません。

お客様に楽しんで欲しいからと、お客様のためにやっている商売のはずなのに、実は、そのお客様を呼ぶことが、最も難しいことだったなんて、始めてみて初めて知って、愕然とするわけです。
それがわかっただけでも、やってみて良かったのかな・・・。

演劇と写真、そしてオペラ。全く違う姿形をしているけれど、根本に抱える「問題」があるとすれば、それはどれも同じ性質のものなのではないのかなと、ふと思ってしまうのでした。


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