2018/02/24
現代音楽って楽しいんですね・・・なんて、ほとんど何も知らない自分がこういう書き方をすると怒られてしまいそうですが!楽しいというか、何が出て来るのかわからない面白さというか、そういうものをひっくるめて、実に可能性の高い分野だと感じたわけです。機会があれば、また何か聴いてみたいと思います。
今回出掛けた公演はこちら↓
【東京公演】ラッヘンマンを聴くvol. 2
〜Got Lost 日本初演〜 生誕80年記念企画
2016年6月14日(火)19時
東京オペラシティリサイタルホール
[プログラム]
Serynade (1998/2000) ピアノソロ
Salut f r Caudwell (1977) ギターデュオ
・・・休憩・・・
Got Lost (2008) ソプラノ、ピアノ 日本初演
[出演]
角田祐子 (sop)
菅原幸子 (pf)
山田岳 (guit)
土橋庸人 (guit)
18時からフィルムの上映では、弦クァルテットのリハーサル風景を見ることが出来たので、最低限の予備知識(??)を得ました。これで、安心して未知の音楽に臨むことが出来ます。
ピアノにギターに歌と、それぞれが「楽器」の特色を裏返ししたかのような、真面目で面白い作品が並びました。中でも特に面白かったのは、ギターデュオです。二人が距離を取って座っているのも不思議ですが、もっと不思議なのは、和音やメロディを奏でることなく、それでもちゃんとした曲になっているという点です。演奏には、やがてうめきのような声が加わり、それは哲学的なテキストによるものなのですが、まるで漫才の掛け合いを見るようでした。失礼な表現かもしれませんが、実に愉快でした。
また、休憩の後に上映された、ラッヘンマンが自作について語る映像も大変興味深いものでした。