2018/02/24
昨夜は、METライブビューイングの《エレクトラ》を拝見させて頂きました。今シーズン最終作にして最重量級の上映!その圧倒的な世界に、終映後、しばし呆然としてしまうほど。魂を揺さぶられるとは、このことですね。特に、クライマックスのエレクトラ(ニーナ・ステンメ)の憑かれたような「踊り」には、鳥肌がたちました。幕切れの、クリソテミス(エイドリアン・ピエチョンカ)の、なんとも言えない清聴な響きは、涙を誘います。
因みに、《エレクトラ》は全一幕で上映時間は2時間足らず。休憩無しです。この短い中に、様々なオペラのエッセンスが凝縮されているので、単に時間が短い=初心者の方向け・・・かどうかは微妙です。しかし、そこを「覚悟」の上でご覧になれば、アナタもきっと、シュトラウスの魅力にはまってしまうはず(??)「内容を詳しく確認してから見たい」という勉強熱心な方のために、オペラ対訳プロジェクトさんの楠山正雄訳《エレクトラ》にリンクします。
尚、来シーズンのラインナップは、オペラ・エクスプレスのサイトでご確認頂けます。
【速報】METライブビューイング2016-17ラインナップが決定———開幕は、ラトル指揮《トリスタンとイゾルデ》新演出