2018/02/24
仕事にした途端、良い写真を撮れなくなる・・・という人がいます。
写真に限らず、歌でも楽器でも同じことが言えると思うのです。
こういったジャンルを仕事にするということは、仕事=おカネを稼ぐ手段ということだけではないと思います。
職業として写真(とか歌,楽器etc.)を選んだ・・・ということはもちろんそうなのですが、そもそも、写真によって何かを表現したいという衝動が先にあったわけですよね。
しかし、仕事をするということは、依頼主の指示通りに撮るということ。
自分独自の表現というものは、依頼された仕事の中では、中々出しづらいものです。
おカネも頂いていますので。
写真によって何かを表現したいという人たちが、それをおカネを稼ぐための手段にしてしまった場合。
結局は仕事が楽しくなくなり、辞めてしまう。
そういった方々は、知り合いの中にも沢山いました。
仕事はもちろん大事だけれど、その前に、まず自分が楽しいかどうかということが、もっと大事なことだと思いました。
自分が楽しくなければ、つまらない写真ばかりになってしまい、結局は写真自体を嫌いになってしまうかもしれない。
まずは自分が続けていく楽しさを一番に考え、その上で、仕事として成立することを目指そう・・・。
そう決めました。
今の私で言えば、スタジオの維持費や売上はもちろん気がかりです。
しかし、いかに取り返すかということばかりを考えていては、とても楽しいとは思えません。