ときめきオペラ

純粋に「オペラを聴きたい」という方々は、一体どの程度いるのだろうか

time 2020/02/08

クラシックコンサートをつくる。つづける。という本を読んでいる。

クラシックコンサートをつくる。つづける。
内容紹介:
有名ホールで行うものだけがクラシック演奏会ではない。
人々がバブルに翻弄されていた時代、華やかさとは正反対の手法でクラシック音楽の命脈を保ってきた人々がいる。高いレベルの演奏を手頃な料金で成立させる企画力、音楽ホールもピアノも無い中での運営など北海道から沖縄まで、地域に根ざしたクラシックコンサートをつくってきた団体を紹介し、新しい時代の文化事業のあり方とまちづくりを提言する。
(amazonの商品説明より)

まず「音楽を聴きたい」という会員を、数百人単位で集める。会員は年会費を支払い、その資金で、年間数回の定期演奏会を開く。聴きたい人たちがお金を出し合って演奏家を呼ぶというシステムだ。日本各地にこのような仕組みで会を続けている例が幾つもあるということに、まずは驚かされる。小さな都市でも(失礼)、音楽を聴きたいという人たちが、そんなにいるのか!もっとずっと少ないだろうと思っていたクラシックファンは、実は多いのではないだろうかという期待さえ抱いてしまう・・・。

ここで一つの疑問が湧く。
上のようなシステムで開催される「演奏会」の種類は、大概が室内楽やオーケストラなどである。
では、オペラはどうだろう。一体、オペラを見るために組織された団体というのは存在するのだろうか。オペラ団体が提供する定期会員制度ではなく、オペラを見たい人たちが自ら集まっているとか、鑑賞会を作るという話は、あまり聞かない。勿論、私が知らないだけかもしれないが・・・。どうも、オペラ好き同士は、あまり「つるまない」ようだ。

視点を変えて、オペラとのかかわり方を見てみよう。
つい十数年前までは、オペラを楽しむ方法といっても、CDで聞くか実際に公演に足を運ぶかのどちらかしかなかった。
オペラを楽しむ方法として、近年新たに2つの形態が選択肢に加わったと言えよう。
以下の2種である。

●映画館で見る
●自ら歌う

では、純粋に「オペラを聴きたい!」という方々は、一体どの程度いるのだろうか。また、どこにいるのだろうか。
※ここでいう「どこ」とは、東京や神奈川といった地理的な観念ではなく、美術愛好者の中にオペラも好きという人がいるように、どういうものを嗜好する人たちの中にオペラにも興味を持ってくれる人が多くいるのだろうか・・・という意味である。(続く)

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長澤 直子

オペラグラファー

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【オペラ好き写真家世界№1】現役オペラファンの視点を生かし年間50以上オペラ撮影。イープラス,アイデアニュース他に掲載&WEBメディア「オペラエクスプレス」で独自取材。演奏家の方のための無料プロフィール写真相談有。オペラ関連のあらゆる写真のご要望にお応え。

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